リファラル・リクルーティングとは紹介や推薦を意味する言葉であり、日本でもこの採用に取り組む企業は増えています。求人媒体を使用する従来の採用手法と比べるとコストが削減できるメリットもあります。今回はリファラル・リクルーティングとIndeedの活用について紹介します。
目次
- リファラル・リクルーティングとは?
- アメリカではメインの採用手法として定着している
- リファラル・リクルーティングは縁故と同じ意味?
- 縁故のようなネガティブなイメージではない
- リファラル・リクルーティングができる「Refcom(リフカム)」とは?
- 社員が会社に紹介するスタイル
- クラウドで全て管理することができる
- リラファルリクルーティングのメリット3つ
- 潜在層の人材との出会い
- 定着率の向上
- 採用コストの削減
- リラファルリクルーティングのデメリット3つ
- 紹介者と候補者の関係が気まずくなる
- 入社の動機が形成しにくい
- 似た人材が集まりやすい
- リファラル・リクルーティングでIndeedを活用する方法
- IndeedとSNSを組み合わせて活用する
- Indeedは自社のPRにも活用できる
- まとめ
リファラル・リクルーティングとは?
リファラル・リクルーティングとは、社員の紹介や推薦による採用手法のことです。
自社の社員の個人的な人間関係を活用し、自社の社風や事業内容に合った人を紹介してもらえるメリットがあります。
紹介される側もする側も人間関係が構築されており、信頼している人からの紹介という安心感に加え、会社を理解する社員からの推薦であることから採用に繋がりやすい方法と言われています。
アメリカではメインの採用手法として定着している
日本ではあまり馴染みの薄いリファラル・リクルーティングですが、アメリカではメインの採用手法として定着しています。
実際にアメリカの企業では約8割がリファラル・リクルーティングを活用しているとのデータもあり、最も採用者が多い採用経路と言われています。
アメリカでは社員の人脈を活用して、優秀な人材を採用できる機会を増やしていることが分かります。
リファラル・リクルーティングは縁故と同じ意味?
縁故のようなネガティブなイメージではない
リファラル・リクルーティングは自社の社員からの紹介や推薦という意味ですが、「縁故」のようなネガティブなイメージではありません。
縁故やコネ採用などと似ていると思われがちですが、考え方が少し異なります。
「縁故」は家族などの血縁者からの紹介の際に使用される言葉であり、リファラル・リクルーティングは自社の社員や外部の人からの推薦という意味が強いです。
最近ではソーシャルメディアの活用も増え、新しい採用手法として活発な動きが見られます。
リファラル・リクルーティングができる「Refcom(リフカム)」とは?
日本でもリファラル・リクルーティングを積極的に行う動きが見られますが、リファラル・リクルーティングを促進させるサービスもあります。
リファラル・リクルーティングを活性化するクラウドサービスとして「Refcome(リフカム)」について紹介します。
社員が会社に紹介するスタイル
Refcome(リフカム)とは、社員が会社に紹介や推薦ができるサービスです。
リファラル採用は自社の社員に魅力や社風、雰囲気などを伝えてもらうプロセスが必要であり面倒なことも多いです。
実際に、リファラル・リクルーティングはまとまった人数の採用や短期間での採用は向いていないと言われており、準備に手間がかかってしまうことも。
しかし、Refcome(リフカム)を活用することで、先ほどあげた面倒なプロセスを簡単にすることが可能になります。
クラウドで全て管理することができる
Refcome(リフカム)を使うことで面倒なリファラル・リクルーティングの準備がすぐに整います。
管理画面で社員のメールアドレスと募集するポジションを登録するだけで準備は終わりです。
あとはRefcome(リフカム)から登録された社員に向けて、募集ページの詳細が送られ、受け取った社員は友人や知人に紹介するという流れになります。
社員の紹介状況や候補者の管理もページ内でできるので、管理の手間が省けます。
今までのリファラル・リクルーティングの方法では、社員の口伝えなどがメインになっていたのでデータ管理など見える形ではありませんでした。
Refcome(リフカム)を使うことでリファラル・リクルーティングを見える形にすることが可能になり、画期的なサービスとして導入している企業増えています。
リラファルリクルーティングのメリット3つ
潜在層の人材との出会い
リファラル・リクルーティングは社員の人脈を活用したものであり、求職活動をしていない潜在層の優秀な人材に出会える確率が高くなります。
また、専門性の高い人材は採用が難しく募集をかけても集まりにくいことがあります。
リファラル・リクルーティングを活用することで、専門性の高い人から同じスキルを持った貴重な人材の確保も可能になります。
定着率の向上
会社の社風や雰囲気などをよく知る社員からの紹介を受けることで、通常の採用に比べるとマッチング率は非常に高いことが言えます。
マッチング率が高まることで定着率が向上し、離職率の低下にも繋がります。
入社後に何か悩みがあっても紹介者に相談ができる環境であるため、定着率も高まりやすいと言われています。
採用コストの削減
リファラル・リクルーティングは、求人媒体や人材紹介などに依頼する必要がないので、固定でかかる費用はありません。
紹介者に対してお礼の報奨金を出している会社もありますが、それでも求人媒体を活用した場合と比べてもコスト削減になります。
採用コストを抑えたいと考えている企業にとっても有用な方法になります。
リラファルリクルーティングのデメリット3つ
紹介者と候補者の関係が気まずくなる
リファラル・リクルーティングで起こりうるトラブルとしては、紹介した友人が不採用になってしまった場合の関係性の変化です。
紹介したからとって必ず採用になるとは限りませんし、紹介した側もされた側も気まずくなってしまい友人関係に変化が生じることも考えられます。
このようなトラブルを回避するためにも、お互いに不採用の可能性があることを理解しておく必要があります。
入社の動機が形成しにくい
リファラル・リクルーティングで入社した社員は入社動機があいまいになりがちです。
「誘われたから」「声をかけられたからなんとなく」などの志望動機になってしまうことが多いため、自ら入社したいと思うような動機付けが必要になります。
入社動機があいまいなままで入社してしまうと、モチベーションの低さにもつながってしまいます。
似た人材が集まりやすい
社員のプライベートを中心とした人脈を活用するため、結果的に似たような人材が集まりやすいことも考えられます。
気の合う人が集まって良いと思われがちですが、会社にとって不利益な派閥などが形成されてしまう可能性もあります。
働きやすい環境づくりがしやすい反面、このようなリスクも考えておく必要があります。
リファラル・リクルーティングでIndeedを活用する方法
IndeedとSNSを組み合わせて活用する
最近では直接声をかけるだけでなく、ソーシャルメディアを活用してリファラル・リクルーティングを行う企業も増えています。
ソーシャルメディアとはfacebookやtwitterなどが挙げられますが、若い社員の間では使っていない人の方が少ないとの認識もあります。
Indeedに求人掲載を行うことで無料でオリジナル採用ページを作ることができ、SNSでシェアすることができます。
自社のオウンドメディアを活用することで、社員から友人へとシェアが広がり候補者へと変わっていくことが期待できます。
求人広告などの媒体は掲載期間が設けられており、期間内しか求人内容を見ることができませんが、Indeedであれば掲載期間も設けられておらず、いつでも確認することが可能です。
Indeedは自社のPRにも活用できる
Indeedは圧倒的な求人数であることやSEOにも強いことから、検索エンジンでも上位に表示されます。
それだけでなく、月間利用者数は2000万人を超え、毎月新規ユーザーは右肩上がりの状態です。
ユーザーが多い環境を利用してIndeedに掲載することで、求人だけでなく自社のPRにも繋がり、潜在層にアプローチすることが可能になります。
実際にIndeedの集客とSEOの強さを活用して、自社のPRに活用している企業も多くみられます。
まとめ
今回は、リファラル・リクルーティングとIndeedの活用について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
リファラル・リクルーティングは社員からの紹介になるので、採用コストもかからず効率的に採用できることから導入している企業も増えています。
Indeedを活用することで、さらに効率的にリファラル・リクルーティングを進めることができるのでオススメです。
採用難が続く時代ですが、これからはリファラル リクルーティングのような新しい採用手法が主流となることが予測されます。