Indeedは世界ナンバーワンの求人検索サイトであり、日本でも月間利用者数が2000万人を超えるなど、認知度が高まっています。人気が急上昇しているIndeedですが、会社概要などの実態が気になる人も多いはず。
今回は、Indeedの会社概要を詳しく紹介していきます。
目次
インディードってどんな会社?
本社はアメリカ合衆国にある
Indeedはアメリカ合衆国で設立された会社で、本社がアメリカにあります。
Indeedが設立されたのは2004年。ポール・フォースターとロニー・カーンにより共同設立されました。
現在のIndeedの形であるクリック報酬型求人広告のサービスをアメリカで開始し、2009年に日本での運用が開始されました。
Indeedの会社概要
Indeedの詳しい会社概要に関しては次の通りです。
Indeedは求人検索エンジンを運営している会社であり、クリック報酬型広告により収益を上げています。
Indeed Japanの拠点は東京
Indeed Japan株式会社は、Indeedの日本法人として東京に拠点があります。
- オフィス:東京都港区三田1-4-1 住友不動産麻布十番ビル6階
- 代表取締役:高橋 信太郎
IndeedのCEO 出木場(いでこば)さんとは?
IndeedのCEOであり、リクルートホールディングスの執行役員でもあります。
2012年にリクルートがIndeedを買収後、アメリカでCEOとして活躍されています。
1999年にリクルートに入社
出木場さんは1999年に新卒でリクルートに入社し、「じゃらん」や「ホットペッパー」のインターネットサービスを提供する事業に関わっていました。
当時は紙媒体からwebへのシフトが活発になっていた時代であり、出木場さんはインターネットシフトに多大な貢献を果たしたと言われています。
2011年にはWEB戦略室の室長に就任されるなど、数々の実績を残しています。
2012年にアメリカに移住
2012年にアメリカのテキサス州に家族で移住され、現在もアメリカに在住されているようです。
出木場さんはアメリカの移住に関して、「アメリカに行くとは思わなかった」と語る場面も。
アメリカのIndeedで創始者とともに経営を楽しんでいる、との話もありました。
Indeedはリクルートの子会社
2012年にリクルートの子会社となる
Indeedは2012年にリクルートに買収され、現在は株式会社リクルートホールディングスの子会社です。
Indeedがリクルートの子会社と知らない方も多く、Indeedそのものを最近知った方もいるのではないでしょうか?
リクルートがIndeed社を買収した額に関しては非公開となっています。
買収額は600億〜800億円ほどではないかと推測が出回っていましたが、後に当時1000億円ほどで買収したとリクルートのCEOは語っています。
Indeedは2009年に日本でもサービスが提供されていましたが、当時の知名度は今のように高くありませんでした。
あまり馴染みがないアメリカの企業を日本の大企業が買収した事で、様々な憶測が飛び交いました。
リクルートがIndeedを買収した背景
リクルートが当時日本では知名度のなかったIndeedを買収した背景としては、様々な見解があります。
日本では馴染みのなかったIndeedですが、アメリカではIndeedを使った採用が主流となりつつあり、日本のような求人媒体ではなく検索エンジンによる求人サービスの普及が進んでいました。
リクルートはリクナビNEXTやタウンワークなどの求人媒体サービスを展開していますが、Indeedを買収する事で新しい採用サービスを提供できる可能性が広がった事がわかります。
Indeedの成長と可能性を見込んでの買収
リクルートがIndeedを買収した当時、Indeedの売上高はそれほど大きくありませんでした。
Indeedは設立から10年も経っていないベンチャー企業でしたが、Indeedの魅力的な要素を含め、5年経った今、Indeed社の知名度は上がり勢いも加速しています。
また、Indeedが強いアプリケーションのエンジニアリング技術なども、リクルートにとってグローバルのインターネットビジネスを大きく展開するためのきっかけとなったでしょう。
株式会社リクルートホールディングスの会社概要
株式会社リクルートホールディングスは、人材紹介や求人広告などのサービスを手かげる会社です。
詳しい会社概要は次の通りです。
リクルートは1960年に広告代理店としてスタートし、現在は海外へのサービス展開も積極的に行っています。
Indeedが提供しているサービス
求人検索機能サービス
Indeedは求人検索機能サービスを提供しており、求人検索機能だけでなくAIを使った検索結果の表示などを行っています。
他の求人媒体とは異なりユーザーの検索履歴や検索動向などから、マッチング率の高い結果が表示される事が特徴です。
Indeedが行なっているのは求人検索サービスの提供のみであり、直接採用に関わることはありません。
60か国以上で展開し全世界のGDPの約94%をカバー
Indeedは世界中でサービスを展開しており、現在は60か国以上、28言語での検索に対応しています。
アメリカを始め、アラブ首長国連邦、アルゼンチン、オーストラリア、イスラエル、インド、インドネシア、スイス、スウェーデン、台湾、中国などあらゆる国と地域で使用される検索サービスとなっています。
まとめ
今回はIndeedの会社概要を詳しく紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
Indeedは2004年にアメリカで始まった小さなベンチャー企業でしたが、2012年のリクルートによる買収をきっかけに急成長しています。
今では日本での知名度も高まり、採用には欠かせないサービスとなりつつあります。