最近はテレビCMで耳にする機会も多い「Indeed」ですが、無料で掲載できると聞いて興味を持っている採用担当も多いのではないでしょうか? しかし、企業の中には「本当に無料で掲載できるのか?」と疑問に感じている人もいるかもしれません。 Indeedは無料で掲載することも可能であり、無料掲載枠に関しては料金は発生しません。 今回は、Indeedの求人の掲載が無料でできる理由についてお伝えします。
目次
無料掲載ができるIndeedとは?
最近テレビCMでも見かける機会が多い「Indeed」ですが、どんな求人サイトなのか分からないと感じている人もいると思います。
Indeedは求人サイトではなく、求人検索型エンジンのことです。
求人検索型エンジンとは、Yahoo!やGoogleなどと同様であり求人に特化した検索エンジンになります。
Indeedはインターネット上にある求人情報を検索できるシステムです。
Indeedが無料で掲載できるのはなぜ?
CMでもIndeedは無料で掲載できるとのアピールがありますが、Indeedでは無料で掲載することが可能です。
Indeedに掲載するためのプランには無料枠と有料枠の2種類があります。
無料枠を利用することで料金がかからず掲載することが可能になります。
Indeedには有料オプションがある
Indeedには無料枠と有料枠のプランがありますが、Indeedではこの有料プランから利益を出しているので無料で利用することが可能なのです。
有料オプションは検索した際に表示される順位の上位に表示され、「スポンサー」という表記がつきます。
有料枠で掲載することによりユーザーへの露出が増え、アクセスをあげて応募率を高めることが期待できます。
Indeedの有料プランは、求人広告のように掲載料金がかかるのではなく、クリック課金制度といってクリック回数に応じて料金がかかる仕組みになっています。
クリックが多ければ求人サイトの掲載料金より多くかかってしまうのでは?と不安に思った人もいると思いますが、Indeedではクリック単価を15〜999円の範囲で自由に設定することができ、予算の設定もできるので予算内で掲載が可能になります。
Indeedの無料掲載を行う方法
Indeedの掲載方法には無料枠と有料枠の2種類ありますが、無料掲載枠を使用する方法としては以下のようなものがあります。
自社の採用ページをクローリングさせる
自社のホームページがありその中に採用ページがある企業は、ホームページをIndeedに直接クローリングさせることで掲載ができます。
ただし、Indeedに掲載するためには掲載内容などに条件があるため、条件を満たしていることを確認する必要があります。
自社の採用ページをクローリングさせるための条件としては、以下のようなものがあります。
- 求人情報はHTML形式でありPDFなどのファイルはNG
- 求人情報に応募ボタンなどが含まれていること
- 仕事内容や職種、勤務地の情報が完全に記載されていること
- 1職種1勤務地のルールに従い各求人ごとに異なるURLが設定されている
- 仕事内容の詳細を見るときにユーザー登録などはNG
- 求人は無料で応募できるものでありユーザーに課金がないこと
上記の条件を満たしていない場合は、掲載されないこともあるため注意が必要です。
Indeedに直接入力する
Indeedでは自社のホームページを持っていない企業でも掲載が可能です。
ホームページを持っていない、採用ページがないという企業の場合は、Indeedに直接募集要項を入力することで掲載ができます。
Indeedが用意したフォーマットに入力する項目は以下の通りです。
- 会社名
- 従業員数
- 応募設定(メールor直接応募)
- 雇用形態
- 給与
- 仕事内容(テキスト)
- 求める人材(テキスト)
- 勤務時間・曜日(テキスト)
- 交通アクセス(テキスト)
- 待遇・福利厚生(テキスト)
- その他(テキスト)
これらの項目の内容を、求職者に分かりやすいように作成していくことがポイントになります。
無料掲載を利用するメリット・デメリット
Indeedの無料掲載を活用することで、コストをかけずに採用活動が可能になりますが、無料掲載にはメリット・デメリットがあります。
目的に合わせて掲載方法を選ぶことが必要になります。
無料掲載を利用するメリット
無料掲載を利用するメリットとしては、コストがかからないことが挙げられます。
Indeedの無料掲載枠は一切料金が発生しないので、求人サイトと違って掲載料金などはかかりません。
多くのユーザーが利用しているIndeedに無料で掲載できるのは、企業としても魅力的ですよね。
無料掲載を利用するデメリット
一方では無料掲載はメリットだけではなくデメリットもあります。
無料掲載のデメリットとしては効果が得られにくいことが挙げられます。
その理由としては、無料掲載枠への掲載では、ユーザーの検索によってしか表示される機会がありません。
競合が多い職種の募集の場合、ほかの求人に埋もれてしまい見つけてもらえる確率も低くなってしまいます。
採用を急いでいる場合などはすぐに効果が得られにくいため、無料掲載枠の利用は不向きであることが考えられます。
また、無料掲載枠はあくまでIndeedを無料で利用できるだけであり、確実に掲載されるという保証はありません。
最初は載っていたけど時間が経つと載らなくなったということが起こる可能性もゼロではありません。
無料掲載を利用する企業の理由とは?
採用が難しいと言われている時代であり、年間を通して採用活動を行っている企業も少なくありません。
出来れば採用コストを削減して採用したいと考えている企業も多く、出来るだけ安い方法でと考えている人も多いです。
Indeedの無料掲載枠はどんな企業が利用しているのでしょうか?
とにかく早く採用したい
Indeedでは求人サイトと違って面倒なステップも必要ないので、すぐに掲載が可能になります。
とにかく早く採用したいと考えている企業は、まず無料枠からスタートさせることが多いです。
ネットで採用活動が初めてで無料で試したい
最近の採用手法はネットを使ったものが主流になっていますが、中小企業などではネットを使った採用活動が初めてというところも少なくありません。
初めてネットを使った採用活動を試すには、Indeedの無料枠がぴったりだと考える企業も多いです。
地方の企業で全国から採用したいと考えている
Indeedはキーワード検索により地方の採用にも強い特徴を持っています。
地方の企業は人材確保が困難だと言われていますが、Indeedを使うことで全国から人材を集めて採用することも可能です。
求人情報を掲載したいが自社のサイトがない
最近では企業が自社のホームページを持つことが一般的になってきましたが、中小企業などでは自社のサイトを持っていないところも多いです。
Indeedであれば、自社のサイトがなくても求人募集が可能なので利用する人も増えています。
採用ページを作りたいが予算をかけられない
企業の中には採用コストを下げるために自社の採用ページにお金をかけて作成しているところも多いです。
しかし、採用ページにコストをかけられない企業も多く、Indeedであれば無料で掲載できるので利用する企業も多いです。
採用にあまりコストをかけたくない
採用にはコストがかかってしまうため、あまりコストをかけずに採用したいと考えている企業が無料枠を使って採用活動を行っています。
まとめ
今回は、Indeedの求人の掲載が無料でできる理由についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
Indeedは求人検索型エンジンであり、インターネット上のあらゆる求人情報を検索できるユーザーにも企業にも使いやすいサービスです。
Indeedであれば無料枠での掲載も可能なので、まずは気軽に掲載してみたいと考える企業も多く利用しています。